まさかのミニカ5
いったいどうしちゃったのか・・・
某日、当相談所副所長から突然送られてきたLINE。
「やっと納車です エンジンは元気、です。」
とのメッセージ付きで、意味不明。理解するのにしばらくかかりました。
どうもきっかけは私が送ったメッセージだったらしいのですが、何と言いますか、どうしちゃったのか、大丈夫なのか(←色々と)
何はともあれ情報収集に行かなくてはなりません。
お披露目会
早速伺うと、既にKさんもいて少々呆れた感じで本物のミニカ5を観察していました。
もはや説明不要の希少車(危篤車)ですが、wikiのリンクを貼っておきます。ちなみに排気量は471ccで、我が2号車の2G23型546ccとどの程度のパワー差があるか気になるところ・・・
手持ちのカタログのものと全く同じですね。
右上に「求められていました(N氏に)」と(笑)
さっそくチェックです。
見た目も綺麗樹脂類ので割れなどもなく、上等上等!距離は6万キロ台。
着座の感じは55バンと同じで、ゴーカートさながらの低さにN氏は違和感を覚えたようでした。
ブレーキのマスターシリンダを手で探っていたら突然ラジオが鳴り出したので驚いたら、さらにN氏も驚いて「ラジオ鳴らなかったから壊れてるのかと思ってたんよ!」と。ヨカッタネ!
ワイパウォッシャーが電動ではないのがナゾ・・・
ルームミラーは我がタヌキ号と全く同じ。ミニカF4も同じ。万が一もげてしまっても塩尻車から外したのがあるのでご安心ください。
お次はエンジンルーム。
乗用は排ガス規制が厳しくなる一方で、その対策とするアイテムがたくさん。
商用バンよりコテコテとして整備が面倒そう・・・
車体番号が8000台なので比較的初期の可能性も。
サビなどは年代相応でしょうけど、ストラット周りは大丈夫かな・・
中央の青い筒はEGRバルブ(と思われる)。
錆が多くても生きていれば問題なし。ウォーターポンプ、本当はオーバーホールに出しておいた方が安心なんですよねぇ・・・乗り出す前に。。
Kさんいわく、こんなもんじゃないの?と。
タヌキ2号車のエンジン内部はこんな感じ。前オーナーのオーバーホールのおかげです。
はい、どんどんチェックしますよー
小傷は多いものの、艶もあり、外装は綺麗ですね!
360ccの車体に張り出しバンパーを装着し、550cc規格感を演出。
これは55バンも同じ。
このグリル、ミニカF4と同じサイズなんだよなぁ・・・と思っていたら、バンパー張り出し分のスキマを埋める平プレートとグリルは一体成型。コストがかかっていますね。
ガーニッシュの表面のヤレ感がありますが、こちらも綺麗・・・って、MCAロゴの右にまたMCAのロゴ。
斜体のMCAはボンネットに貼り、リアは「MCA-51」が正解。
この「-51」は排ガス51年規制合格という意味ですが、今で言う「ECO」「GREEN」とかそういうのと同じくらい誇らしかったのかもしれません。
リアガラスは開閉式ですが、ヒンジの根本部分が劣化で割れておりガラスごと落下の危険性が。。。どなたかヒンジやF4の部品取車をご存知でしたら連絡をください~
後日、グレードを調べたらこの個体は一番左の「CUSTOM」と判明。
リアガーニッシュもこのカスタム専用のよう。
確認をして特に何かあるわけではありませんが、一応キャップの状態とかを確認・・
サビは取っておいたほうがよさそうですね。
サイドシルは表面よりよりも内部が肝心!
内側に何か所か丸穴がありそこから指を突っ込んで指触確認を行ったところ、表面にザラツキのようなものはなくひとまず生きていいそう。
いまのうちに、ノックスドールのようなものを吹いておいたほうが良さそう。
あー、パネルの合わせ部がひん曲がり、小さいサビ穴が。。
ピッチングコートがはがれたところのサビ。早めの対処が後々の安心につながりますよ!
ブシュ類は下手っているので要交換で。手に入るうちに買っておきましょう!
ブレーキ周りもまだ部品は手に入るので、あまり心配はないでしょう。
致命的なところは無さそうなのが幸い。乗り出してしまうと作業をしなくなるので(笑)、サビ落としも含めてきっちりやっておきたいですね!
公道復帰が楽しみ!
三菱ミニカ5で、ミニカF4のボディをベースに、コーナーラバー付大型バンパーを前後に伸ばし、エンジンは500ccにパワーアップ。51年排ガス規制適合車のMCA-51を採用。僕は、大阪府茨木市山手台で、三菱ミニカ5を良く見掛けました。本当に懐かしいクルマです。約1年しか生産されなかったミニカ5ですが、ビッグマイナーチェンジでボディの全長&全幅を拡大した、ミニカアミ55で、エンジンは、550ccにパワーアップ。53年排ガス規制適合車のMCA-JETを採用。特別仕様車等約4年位で生産されていた。ミニカアミL&ミニカエコノを大幅なマイナーチェンジで、ホイールベース、全長や全高を拡大、何と550ccらしいボディを採用。生産期間は2年6カ月。