LA、LT系 ファイナルドライブピニオン締付けナット

ミニカ(三菱360)、ミニキャブのスプラインドヨーク(プロペラシャフトを受け止めるフランジ部品)を押さえる「ファイナルドライブピニオン締付けナット」は昭和41年11月にキャッスルナットからロックナットに変更されています。

ナットの変更と該当する車体番号

山海堂の「三菱ミニカ・360の整備」(発行昭和41年5月)によるとファイナルドライブピニオン締付けナットはキャッスルナットになっています。緩み止めとして割ピンを使用する設計。LT30ミニキャブについては言及されていませんが恐らくミニカ系と同じでしょう。

ほどなくしてこのナットがロックナットに変更したことが三菱自動車販売株式会社の「VOL.2/NO.2 サービスニュース」に掲載されています。

該当車体番号(実施号車)は上図の通り。LT30の表記もあるので当初のミニキャブもミニカも同じ設計だったことが分かります。LT25はまだ発売前なので記載なし。よって当初からロックナットの設計になっていると思われます。

ナットの締め付けトルク

このファイナルドライブピニオン締付けナットの締め付けトルクは4~5kgmです。キャッスルナットでもロックナットでも同じトルクです。

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