え?違うの??
と、大げさですが全然大したことは・・・ある?
ME24エンジンの型式によってクランクシャフトに違いがあります。
2012年の秋にオイルシール吹き飛び騒動の際にオイルシールの交換がてらME24F型エンジンを分解・再組み立てを行いましたが、(少々恥ずかしい)諸事情によりクランクケースはF型エンジン、その他全てをG型エンジンのものにしたハイブリッドエンジン(?)にしています。
その時に違いに気が付きました。
以下をご覧下さい。
左がME24F型、右がME24G型です。
どこが違うか分かりますか??
角度を変えてみると・・・
似て非なるものです。
ベアリングのアウターを外してみると、ベアリングの径が違うことが分かります。
アウターの外径は同じですので、肉を薄くして対応したことがわかります。
そして・・
もうお気付きかと思いますが、矢印の部分のジャーナル径も違います。
ME24G型のほうが太く設計されています(強度を持たせたのが理由とは思いますが、詳細は不明です)。
しかしこの違い、
「ふ~~~ん」
と甘く考えてはいけません。
実は甘くもなく、辛くもなく、しょっぱいんです。
このジャーナル径が異なることによって使用するオイルシールが変わってきます。
(当たり前といえば当たり前ですが・・)
ME24F型のような細いタイプは内径25mm、ME24G型の太いほうは内径30mmのタイプを使用することになります。
G型に使用出来るオイルシールはこちら(オイルシールについては別記する予定です)。
三菱純正より1mm薄いタイプですので打ち込みには注意が必要です。
このように細かいところで仕様(設計)が変わっており、互換性があるかどうかはパーツカタログである程度は判断出来るものの、やはり現物を見るまでは分からないのも事実だと思います。