ドレンが外レン
『デフオイルの交換』自体は単にオイルの入れ替えだけなのでどうってことはありませんが、長年放置された車両の場合はドレンボルトが外れずに作業そのものが出来ない場合があります。
当EL号がそうでした。
ドレンボルトが外れないので当初は上抜き・・・いわゆる注入口から先の曲がった油差しのようなものでチマチマ抜いていましたが限界もあります。
そんな時は以下のようにすれば外れる可能性が高くなります。
ソケットのサイズは24。
くれぐれもドレンの頭をナメてしまわないように気を付けて下さい。
私の場合は がつん!!と一気に力を加えたところ緩みました。
抜き取り
ドレンボルトが緩んだら、あとは全量を抜き取るだけです、ポタポタが無くなるまで放置して下さい。
抜き出したオイルは新聞紙等に吸わせ可燃ごみに出せばOK牧場。
寒い日の場合は・・・
気温が低いとオイルの粘度が上がり作業性が極端に落ちますので、そのような日は湯煎してオイルの粘度を下げましょう。
ガスケット(パッキン)交換
新品を使用して下さい。
ダメというわけではありませんが、ヘタレ状態では漏れの原因になりますし余計な心配をしないで済みますので。
ガスケットは三菱の”標準部品”なので入手は容易ですが、使用箇所を間違わないように。
ドレン側がアルミ(もしくは銅)になります(MF660036で銅製を出されたことがありました・・)。
ちなみにドレンボルトはマグネットタイプです。
給油
オイルは入手性と経済性、汎用性から「Castrol Universal 80W-90」を使っています。
こいつはトランスミッションオイルとしても使用可能。
1リットルタイプを購入すれば、ちょうどデフとトランスミッションのオイル交換が出来る量です。
規定では0.5㍑の給油ですが、給油口から溢れるまで入れて下さい。
が、これが意外とやりにくい・・
そこで極小のペットボトルをこのように加工して給油すると良いでしょう。
ただし、A100型ミニカ等の乗用車タイプはこのようにロッドが邪魔になるのでもうひと工夫必要そうです。
余ったら・・
余ったらこのようなフタがしっかり閉まる缶を用意しそれに入れておくと良いでしょう。
これですと酸化も防げそうです(以前、ペットボトルに入れて保管していたところ、何故か白いものが大量に沈殿していました)