特殊工具があればすぐ外せます。
特殊工具がなけれがすぐ外せません。
やはり身の回りのもので何とかするしかありません。
まずは正規の方法です。
テーパツールを差込み回すだけの簡単作業。
その特殊工具テ-パツールは以下です。
ファンはテーパー状になっているクランク軸の先端に差し込まれています。
テーパツールをねじ込んでいくと奥で突き当たりになりますが、さらに回すことによってネジの作用によってファンが浮き上がってきます。
この原理でファンを外します。
ヨーク(電装部)の奥にあるアーマチュア(コイル)も同様の原理で取り外します。
準備するもの
テーパツールに代わるものとして市販のオイルドレンボルトを利用出来ることをミニキャブLT30乗りのN氏が発見しました。
よくあるサイズのものでホームセンターにも売っています。
但しネックなのは長さが足りません。
その対策は後記します。
取り外し
最初にエンジンの回り止めをします。
使用するものは何でも構いません。
鉄のプレートのようなものを用意しボルトで留めます。
フライホイール側のボルトはクラッチカバーのボルトでOKです。
そして、ドレンボルトをねじ込む前に”詰め物”をします。
ドレンボルトが短いと奥に突き当たらず外す事が出来ません。
このため何かしら入れる必要があります。
画像は”詰め物”としてナットの外周を削って中に入れました(ミニキャブLT30乗りのN氏製作)。
ワッシャのようなものでも代用は可能と思います。
そして”詰め物”をした状態でドレンボルトをねじ込みます。
かなり固いかもしれませんが、回しているとそのうちファンが浮き上がってきます。
組み付けるときは軸にグリスを塗っておくことにより、次回以降は外しやすくなります。
裏技??
実はこの方法ではなくプーラーを引っ掛けるやり方もあります。
但し、プーラーの爪が引っかかりにくいため、ファンが固着している場合は外しにくいかもしれません。
注意!!
エンジンの回り止めとして、ファンの羽の部分に何か棒状のものを突っ込んだりしないでください。
羽に力が加わると羽が折れる可能性があります。