エンジン性能モニタの作成 その2ー周辺準備
デジタルオシロスコープの調達
今回の製作物はエンジン回転数が全てでありこれ無しには何も機能しないわけですが、それをどのようにして得るかが課題です。
エンジン側の加工を必要とせず手っ取り早く出来そうなのがイグニッションパルスを拾う方法かと考え、今回その作戦で進めたいと思います。・・・が、何はともあれイグニッションパルスの実態を知らないといけません。
ということで、まずデジタルオシロを調達します。
といってもキットです(笑)
- 本格的なものは確実に5万オーバーで論外
- 大陸製のものでは3~4万とはいえそれでも高くて却下
- ヤフオクでアナログなもので1万とかあるけど置き場所がないので却下
- PCありきのUSB接続タイプのものは数千円からあるけどポータビリティではないので却下
- 片手に収まる怪しい完成品は何となくつまらないので却下
という消去法で、大陸製の3千円台キットを秋月に見つけて相談所的に良さそうなので採用となりました。
かなりコンパクトで1ch仕様ながらも基本的な計測は出来そうです。
最大の特徴はカラー液晶!見ているだけでも楽しくなりますね~
仕様上200kHzまで計測出来るようですが、先人のブログなどを見ていると70kHzがいいところではないのか・・とのこと。
ですが、それでも十分。イグニッションパルスの信号形態が分かればよいのですからね。
作ろう~
部品点数は少なめ、チップ抵抗は実装済みです(未実装のキットもあるようで、そんなのは地獄をみるかとw)。
プローブ付きというのも嬉しいですね。
大陸のものですがマニュアルは英語。
英語でも特に困ることはないでしょう。
とはいえ、秋月のサイトには日本語PDFが準備されているのでダウンロードして印刷しておきます。
どちらかというと組み立てマニュアルが日本語化されているだけです。
右上をみると「STM32F103Cx」というマイコンが使われているようで、なるほど、こいつが演算から表示まで全てを行っているから安価に出来るんだ~、とボソボソ・・・
茶をいっぱい、赤いにニンジン、だい(橙)3帝国・・・忘れようにも忘れられないカラーコードの読み方を知っていても見えないとどうにもならない(笑)
歳を重ねると電子工作が不向きになるなんて子供の頃は微塵も思っていなかった・・悲しい ( ノД`)
特に難しいことはありません。
こ、こいつは見えない・・・と思ったら、種類が少なくて何とか判別が出来た(笑)
トランジスタやレギュレータの印字は全く見えない。悲しいほどに見えない。
携帯で撮影して判別・・・
見えない以外は特に問題なし(笑)
実装が完了したら、取説に書かれている通りに液晶パネルを取り付ける前に通電チェック。
問題がなければ液晶パネルをピンソケットに接続。
液晶取り付け!
さぁ、液晶を取り付けて電源を入れますよ!
DSO138の起動画面が出た!
「今越電子」という会社らしい・・
何やら注意書きが・・・PCBが何のことか分かりませんが(基板のこと?)製品IDをメールで問い合わせれば正規品かどうか確認できる、のようなことが書かれています。
ということはこれのバッタもんが出回っているということですね(笑)
「今越電子」も十分怪しい感じがしますが。。。
おー、立ち上がった!!
これはちょっとした感動(笑)
このオシロ、テスト・校正用としてDuty50%の1kHzの信号を出すピンがあり、これにつないだらこんな感じの波形が!
いいじゃないですかこれ!ちゃんと50%になっているYO!
あとは説明書を見ながらトリマコンデンサを使って綺麗な矩形になるように調整し、
必要があればゼロレベル調整も行います。
数値表示機能もあり、それっぽい!
ケースを作る
どうもこれ様のケースがあるというので、ケースはAmazonで購入。
届きました。
オシロスコープ用アク
セサリ
総アクリルでケースに収めるとスケルトンオシロになりおしゃれ感が出るようです。
取説無しキットであまり評判は良くないようですが、パズルのごとく楽しんでいらっしゃっている方もいて、私もそうしてみます。
楽しみですね!!
意外と部品点数が多い。カット形状からどこにどう使うかは何となく想像出来ますが・・・
意外と面倒くさくて 全然楽しくない(笑)
こんなのに頭を使う気になれなくネットで検索していたら動画が出てきたのでこれを見ながら組み立てです。
そして完成!!
コンパクト感、スケルトンのいかにも感、久々にヒットですね!!
時間軸を長くして表示させてみたら、Dutyが狂った(笑)
負荷がかかりリアルタイムに演算されなくなってくるのかどうか・・・まぁ三千円ちょっとのものですから、全然気になりません(笑)