昭和レトロ家電 展示最終日
のんびりの日曜日
さて、期限切れの缶詰でも食べながら書くとしますか~
いくらか怪しい雰囲気はあるものの、今のところタヌキ号は普通に乗れるようになりました。
土曜のうちに一連の作業で散らかしていた部品や道具類を整理したし、
今日は何もしないで久々にのんびりするか~
それとも、
数か月放置のミニカ55バン(まだニックネームは無し)の板金でも再開するかなぁ~
と思っているとお昼前にS市のNさんからのお荷物(S市のNさんは後日紹介予定)。
タレ!!
「北海道では定番です」とのメモ書きが入っていました。
へー、そうなんだ!
わざわざありがとうございます!
誰がどの程度見ているか分からない当相談所サイトですが年に何回か問い合わせが入ってきます。三菱の旧々軽自動車に関しては情報が無く行きつく先がこのサイト・・と皆さん同じようなコメント。
と言っても所詮趣味の延長ですし空冷車しか乗っていませんのでそんなに詳しいわけではありませんが「少しでも役になれば」とこれまで集めた資料やマニュアル、これらと合わせた独自視点(毒自視点)の情報を提供するようにしています。
で、今回はそのお礼で戴きました。
そのほか、M県のオーナーさんからは牛タン、違うM県のオーナーさんからはド初期三菱360のハンドル、N県のオーナーさんからは高級そうめん、O県のオーナーさんからは高級焼酎・・・その他いろいろと・・・
お気遣い不要でお願いしたいのですが・・・みなさんありがとうございます!
と、そんなお昼になろうとしている時間に奥様から
「あれ?家電がどうたら言ってなかったっけ?」
と。
「あ!そうだった!!」
時間あるし今日までだし、行ってくるかねェ~
昭和レトロ家電展へGO!
関東展示は4年前にも開催されていて今回は2回目。
前回N市のN氏と一緒しており今回も都合が合えば一緒に・・・と思っていたらとなんと抜け駆けされまして。
ですので「タヌキ号で行く昭和レトロ家電展ツアー」はお一人様となりました(一応最少催行人数1名です)。
向かう途中でこのような歩道橋に遭遇。
非対称でありながらバランスが取れていることと、何と言ってもこの曲線美に思わずパチリ。
行先によっては遠回りになる歩行者に優しくない歩道橋でした。
道路は比較的空いており小一時間で到着。
N氏のブログを読む限り前回より規模が大きくなっている模様。
とても楽しみ!
・・・なんですが、雑貨と2点の家電以外は写真不可。
残念。
複数同時調理可能な東芝のスナック3という製品。昭和39年製。
かなり小さく1つの熱源を複数で使えるという家電。
古い家電は突っ込みどころ満載で見ていて飽きません。
しかし、こんなのは序の口であります。
もうこれ一つ目小僧を見ているようで気持ちが悪い。
デスクのこっちと向こうで使用出来るようにしたアイディア品ですが、どちらかの人が持ち手とは逆側から受話器コードが伸びるわけでどこまで便利だったか・・・
そっか!右利きの人と左利きの人を向い合せればいいのか!
粉ジュース。
大変申し訳けないのですが、こんなのあったんだぁ程度で何とも思わない。
新品未開封というのが気になる・・
エマールはなんと昭和28年! 超々ロングセラー!
アクロンは昭和38年!!
ミケソープは知らん。
昔の歯磨き粉。
説明文中にもありますが、今はチューブ入りがほとんどなのに今でも「歯磨き粉」と普通に言う。
単語だけ進化しなかった例、他にもあるかな???
カセットが付いていないのにラジカセ。
いわゆる霧吹き。昭和9年。
前方のタンクの中に殺虫剤を入れて手前のレバーを押し込むと出るらしい。
奥さんに「これ見てよ!」と言ったところ
「あ!こんなの実家の物置小屋に幾つもあったわ!」
と言いだしてビックリ!
その物置は13、4年前に取り壊しており古い道具や家電がたくさんあったとのこと。。あーもったいない。。
その他、こんな感じで当時の生活を模した展示も。
流しはこんな感じの石のようなものか小さいタイル張り・・・昔からその土地に住んでいる友達の家の離れなどにありましたね~
こんなのもうっすらと記憶がある気がします。溶断式のヒューズとか・・
棚に乗っている「white」も懐かしい!
たかが天井ですが、こういう天井もすっかり見なくなりました。
コレクション図録から紹介
展示されていたものが掲載されているコレクション図録を帰りがけに購入。
その中から私的にシビれた家電を珍順にランキング方式で紹介しましょう!
(出典:増田健一「昭和レトロ家電 増田健一コレクション図録」2016.8.1)
第8位 ボースホン
入口に展示されていた気持ち悪い電話。
読み的に「ボスホン」ではない点も謎。これ、本当に便利だったんだろうか・・・
このようなTVの年代になんとリモコンシステムが存在!
21世紀でも通用しそうな品名にくらくらしてしまいました。
原理は不明ながら「恐らくアンテナ線をこれにつないでチャンネルは2にして・・」かな。
価格は¥22,000・・・記事によるとこのころは高卒国家公務員初任給が¥6700だそうです。
昔あったポケットラジオのような雰囲気。
本当に低周波なのかビリビリし過ぎないか、そもそも何を治療するのか・・・今使うとなると勇気が必要かも??
最初に右側の写真を見て、
え?え?ラーメンに投げ込む家電って!!いったい何だこれは!!
と思ったらタライに入れた洗濯物でした(笑)
言ってしまえば単に水流をおこす装置ですね。
カタログにはこのように書かれているそうです。
「いよいよ日本にもポータブル洗濯機の時代がやってきました」
ポータブル洗濯機の時代がやってきたらしいです(笑)
しかもこの書き方から海外では既にその時代にあるということで・・・マミー・・・
もう「アベック」という単語にノックアウト。
魔法をマホーとしてしまう点で気絶。
これは怪しいー!本当ですか?!
単に赤い電球を使ったにしか見えません!もし効果があれば今でも赤外線を使った美顔器があっても良さそうです。
美を追及する家電は、古ければ古いほど怪しい気がする。
しかしこれ、きっと赤く灯るのでしょうから夜な夜な使われたらコワそうだ。
ちなみにこれのオプションとして目を保護するメガネも展示してありました(笑)
うわー!これは私はいりません(笑)
どんだけ缶詰な生活なんでしょう・・・でも「どうだ!電気であけたんだぞ!」とドヤ顔は出来そうですね。
私はいりません。
私の謎家電の1つ(厳密には家電ではありませんが)。
白黒テレビの前に設置するとカラーテレビのような感じで楽しめます的な商品。
スクリーンに着色しているのを見る限り、どうなるかは想像の通り。
すばらしいカラーの世界
このフレーズが脳裏から消えません。
そのチラシには、
- 目の視覚を保護し絶対に目が疲れない
- 子供のノイローゼを予防し
- 肩こり、神経痛、不眠を予防す
- ブラウン管の寿命を伸ばす
- 対寒、対熱に強く半永久的に使用出来る
突っ込みどころ満載です。
もう笑うしかありません。
ブラウン管の寿命を伸ばす
本当ですか!
しかも「伸ばす」ではなく「延ばす」かと。
これ使うと本当にブラウン管の寿命が伸びるんですか?!
何と実演!
見学している館内放送があり、「ワイドカラースコープの実演を行います!」と。
え!マジ!!
見ます!見ます!!
行ってみると真空管白黒TVを調整していました。
そしたらなんと!調整しているのはコレクターである増田さんご本人!!
今日来ているなんて、超驚き!超ラッキー!
しばらくしたらまともに表示されました。
流しているのは足立区の郷土史。このTVにDVDプレイヤーを繋げているのには笑ってしまった。。
いったいどういう風に見えるのか!
って、想像は出来ますが(笑)
カ、カラーになりました、よね・・。
こんなのが製品になって世に出ていたなんて・・・今では大問題になりますね。
このワイドカラースコープ、ご覧の通り大人気!
もしかしたら今発売したら売れるんじゃないか?
ちなみに増田さんは3枚もっているそうです(笑)
帰りがけ、増田さんがフリーになっていたので声をかけてパチリ!
とても気さくでいつまでも話を聞いていたい方でした。
番外編
ワイドカラースコープの実演の模様。