ミニキャブEL エンジン異音
その男、多忙につき
毎日終電で土曜は出勤、こんな生活をしばらく続けていたのでミニカ55バンの復活作業は全くやれず。。
そんなある日、会社から荷物を運び出す必要があったのでタヌキ号に出動して戴いたのですが、家を出てしばらくするとこれまで聞いたことが無い異音が・・・しかも段々大きくなっていく気がするし。。
先日の山梨遠征時に「何となくカタカタ鳴っているような・・」と思っていたのが、まさかではなかったようです。
まさに、イオンエンジン
そう、はやぶさのエンジンと同じなんです。
名前だけは。
金属的な打音がエンジン回転に同期する感じ・・まるでディーゼル車のような音がしています。
ガラガラというかビャラビャラというか。
エンジン回転自体に問題は無いようでいつも通りの吹け上がりで特にパワー不足も感じず。
音以外はいたって普通。
なので乗れなくはないけどいつ何時どうなるかわからないがとてもコワイ。
N市のN氏いわく「オイル供給不足か?」とのことですが、うーむそんな心当たりは。。。アリマスヨ!
オイルポンプから微小ながらも漏れていたので前日に一旦取り外して綺麗に仕上げたんですが、漏れは止まっておらず、もはやこれが原因??
ベアリングかピストンリングでも焼きついたか・・・
でもベアリング類でしたら常に「ゴ~」とか「ジャー」とか鳴っていそうですが、今回は断続音なのでベアリングではないのかもしれません???
何とかなるのか、何とかするしかないのか
調べてみると「ピストン打音」「ピストンスラップ」という言葉が出てきました。
ピストンとシリンダの隙間が大きくなりピストンが首振りをするようになってシリンダを叩く時に出る音だそうで。
はたしてそうなのかどうかはエンジンを下ろさないとワカリマセン。
で、その場で出来ることはほとんどありませんが、シリンダ内に直接オイルを入れて音が変わるか確認してみることに。
ほんの少しですが流してみたところ!!!
・・・全く変化ありません。
相変わらずディーゼル車みたいな音が出ています。
あとはファン周りでボルトが緩んだとかほぼ考えられないところを疑うしありません・・・と思ってファンを揺さぶってみたところー
何だかガタガタと遊びが大きいことが判明。
その模様はコチラ↓
こんなにガタガタ・カタカタするものなのかかなり疑問。
全く圧縮の無い怪しい予備エンジンで試してみるも、カタカタはするもののタヌキ号よりは音や感触はマイルドな感じ。
これはもやはクランクのどこかがダメになりつつあるのか、ピストンがどうかなってしまっているのか。。
さらにこの時に気がついた謎は、エンジンを切って回転が止まってからほんの少しの間だけ「シャー」音があること(動画の最後のほうにその模様を)。
回転の惰性で何かが回り続けているようにも聞こえる音で、今回の異音に関連しているのか!?!?
重い腰を上げて
と、まあこれ以上何が出来るわけでもなく放っておいても直るものでもないので、このまま乗っても気持ち悪さ100倍ですし、ここは潔くエンジンを載せ替えてみることにします。
使うのはコレラのバラバラエンジン。油がぎっとぎと。
シリンダやピストン等のクランクケース以外は元々このタヌキ号のエンジンのもので今回はそれを復活させます。
今のタヌキ号のイオンエンジンはN市のN氏が師匠と呼称しているT県のY氏から譲ってもらったものを使用しており、クランクケースだけオリジナルのままにして使っているという状態(恥ずかしい理由がありまして・・・)。
早速綺麗にしようとパーツクリーナーを使用したところ「キレイ」まで100万年かかりそうな勢い。
パーツクリーナー4本使ってもクランクケース上半分がまだこの状態でさすがに勿体ないからパーツクリーナー洗浄は諦め。
漬け置きタイプの洗浄剤を買ってこなきゃダメだこりゃ。