ミニカ55バン復活劇30・ガソリンタンク下ろし(実践編)

未来の次は過去

これまでの道路人生は未来図ばかりを追ってきましたが、ある程度の事を知ると今度は歴史を知りたくなります。

橋梁と基礎 1979年

橋梁と基礎 1979年

というわけでこんなマニアックな書があったりでもう大変。しかも”都市高速道路特集”とな!!
表紙に「葛飾川口線」と書いてあります。これを見ただけでどこなのかが分かればお仲間になれますYO。

 

広告の写真

広告の写真

広告の写真もかなりレア。当時の工事風景の写真はどこを探してもないかと思います。
で、これは5号線の2階建て部分なので板橋JCT付近とすぐ分かりますが、この写真が上り(池袋)方向を撮影しているのか下り(戸田)方向を撮影しているのかが分かれば特別に認めて差し上げます。

 

それはココ

それはココ

さて表紙の場所はココですが、お仲間になれますでしょうか。

 

難儀する

タンクは4か所のナットで留まっていて、それを外した瞬間に「ずどん!」と落ちてこないように支えていました。
「いました」と過去形なのはこれが不要だったからです。

ずどん防止

ずどん防止

 

早速フィラーホース外しに。

フィラーホース外し

フィラーホース外し

フィラーホースを触る前にホース締め付け金具を緩めなくてはなりません。
プラスドライバもしくはソケットレンチで緩めるだけですが、サビによる固着で頭が破断してしまい、途方にくれること数十分(T_T)

 

切断

切断

仕方がないので、グラインダーで切断です。
マフラーが邪魔だったのでマフラーを吊っていたものを外し、さらにタイコ部分の吊りボルトも外してパイプを下げての作業。あぁ、遠回り。

グラインダーを使用すると火花が出て超キケンなのでそれだけは避けたかったのですが、仕方なく。。

 

そして今度はこのフィラーホース、ピクリとも動きません。動かないということはタンクも動きません。
引き抜こうにもフィラーホースが出てこずタンクをズリ下げることが出来ません。

そのまま横スライドさせようにも、タンクを留めている吊りボルトが取り付け穴から抜けきっておらずスライドも不可。にっちもさっちも状態で意気消沈。

フィラーホースさえ外せれば余裕なんですが・・・

 

 

ちなみにフィラーホースの上側はこんな感じ。

フィラーホースの上側

フィラーホースの上側

あわよくば、下から引っ張ればスルっと抜けて出てくるかと期待して、締め付けバンドを緩めて隙間からシリコンスプレーを吹いていましたが、願いはかなわず。。

おい!どうにもならないじゃん!

と思って、もしかしたら秘策や珍策をお持ちかもしれないとN市のN氏に「下ろせたら¥3000差し上げます」メールを送ったあとに、

そうだ!そうだった!

と思い出したのが、ドライヤー!

ゴム類・樹脂類はドライヤーで温めれば良いのです!

ちなみに、なぜ¥3000なのか。。。それはナイショ。

知りたい方はコメントをどうぞ。。

 

やっと!

フィラーホース外せた!

フィラーホース外せた!

少しでも動くようになるまで徐々に熱していき、何度かグイグイと奥に押し込んで(潰して)ようやく外せました。
押し込んだのはもはや無理やりです。

N氏、残念でしたね。

 

 

が!

それでもタンクが中ぶらりで落ちてきません。
あれ?と思って覗いたら、

ここもあったのね

ここもあったのね

丸印の部分にホース(チューブ)があってこれが原因。
ここは手が入らないので、反対側の取り付け部を外して対応です。

 

ここを外す

ここを外す

ついでに○印の右のポートも外しましょう。

 

産まれた!

かなりの難産でした。

サビサビタンク

サビサビタンク

これは予想よりサビが多い。。大丈夫か中は???

 

 

観察編に続く・・・

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