ミニキャブ復活劇 プロローグ
事の発端は
道路の写真撮影を少しでも高いところから撮るにはどうしたら良いか
からでした。
元々、建設中の国道や高速道路の進捗状況を現地写真を交えてホームページにアップすることを趣味のひとつとしていました。
(あまり理解し難い趣味ですが、なんとこんなことが起こりました)
その趣味において唯一の不満があったのは写真。
当然ですが目線からの撮影になることが多く、場所によっては工事全体や予定地の様子がよく分からない写真になることも・・。
- もっと全体の様子が分かるように写真を撮りたい
- もっと高いところから写真を撮りたい
そう思って行き着いた考えが「軽トラ」でした。
荷台に脚立なりを立てて少しでも高いところから撮影する。
おおー、ナイスアイディアです!
そして早速ヤフオクで軽トラを見るもただ買うだけはどこかツマラナイ気がしてきます。
人と違うことをして生きていきたい自分の考えに反しているからです。
そこで見つけたのが古い軽トラ、しかも昭和40年~50年にかけての360cc!
小さいし可愛いし愛嬌あるし乗っている人なんていないし・・これしかない!
もはや”道路<旧車”の気持ちになってしまい、欲しいモード全開。
しかし多くは不動車のよう・・・旧車のこと全く分かりません。
自分で直せるのか?維持できるのか?
部品は手に入るの?
ものすごく¥かかりそう。
工具はある?
ガレージなんか無いし。
知識や技術も無い。
やる時間もなさそう。
やめておけば?いや、やめようよ。
得てして人間は否定から入ったり、安定を求めたり、リスクを負わないように考えたりしがちです。
何か大きなものを手に入れるためにはこのような思考を捨てて行動しなくてはなりません。
「少し修繕すれば動くかもしれない!」
「もしかしたら少しお金をかけるだけで乗れるかもしれな!」
「実家で恒例のジャガイモ堀りにも活躍できるじゃん!」
「動かなくてもイジリの楽しさを体験出来る!」
「・・万一動かなかったら、いや、動かしてみせる!」
根拠の無い都合の良いポジティブな考えが優先し、勢いに任せて
【昭和46年式 三菱ミニキャブ T130型 360cc】
を落札してしまいました。。
さぁ、もう後戻りは出来ません・・・