ミニカ55バン復活劇85・最後の溶接作業??
もしかしたら溶接作業は最後かも??
と、その前にウォーミングアップ作業を。
まだら模様でキタナくてお見苦しくて恐縮です。
本当は古い塗膜やコーティングを落としたいところでしたが、作業効率を高めるためにドライブシャフトを抜いたらトランスミッションオイルがダラダラ流れてきてしまいまして、諦めました。
こんな状態でラストボンド塗布で終わりですw
床下はこれを使ってまっくろくろすけにします。
ピッチングコートは¥1200超ですが、シャシーブラックとは比較にならないくらい分厚いコートが可能で、整備工場でやってもらうアンダーコート同じような感じになります。
本当は全面に塗布したいのですが、お高いので部分的な使用に限定です(これで2本目)。
隅っこやヘリ、角の部分はピッチングコート、それ以外はシャシーブラック。
やりにくいし臭いし大変ですが、何とか完了。
継ぎはぎ箇所のパテ盛りを隠すことは出来ませんが、それでも誤魔化せる感じにはなりました。
あとはパイプ類を元に戻せば床下は完了です。
では本題
最後までお楽しみにしていた(?)この部分のカバーを行います。
あの部分をイチから作成するともう1年くらいかかりそうなので、オークションで買ったものを使用します。
結構なサビが出ているのでサビ取りを行いますが、面倒なのでクレのラストリムーバーに漬け込みます。
ラストリムーバーは2本使用。完全に浸かるようにするにはあと2、3本必要ですがお高いのでそういうことはせずにキッチンペーパー濡らして使います。
でもってこれは12時間後の状態。
古い塗膜も浮き上がっています。さて深いサビはどうなったか・・・
うわ、深いサビは諦めていましたが綺麗になっている!!
これで余計な手間は省けたぞ!!
ラストリムーバー、万歳\(^o^)/
水ですすいだ瞬間からサビが出始めるので、使い古しのモノタロウのサビ取りクリーナー(すすぎ用で残しておいたやつ)ですすぎます。
珍板金開始
腐ってどうにもならない部分は切り落としていたので、まずはその部分を作ります。
今回は無謀にも0.5mm厚の板を使用。
0.8mmでこのカタチにするには相当大変(※私にとっては相当大変という意)なので、今回0.5mmでチャレンジです。
溶接時に0.8mmでさえ容易に穴を空けてしまいますが、0.5mmの溶接なんて出来るのかどうか。。。
少しでも浮いていると高確率で失敗するのでキッチリとミッチリと押し付け気味に固定します。
でもって・・
なんとうまく出来ました!!
多少母材が溶けすぎた所もありますが、致命的な状態になった箇所は無し!!
溶材の送り速度は1にして、極々わずか火花を飛ばして薄く軽くほんのちょっとだけ点付けします。
もうほんの一瞬「ちょん」という感じに。
溶材をにゅるっと出したものをちょんちょんちょんと触れる程度で行っても可。
それを同じ箇所で2、3回行い厚みを出してしっかりとした点付けにしてやります。
根気よくこれを繰り返して超薄物点付けが出来ました!!
奇跡ですね奇跡w
そしてグラインダで削って準備完了。
パッチはボコボコですが気にしませんw
仮付けをしてみます。
本当はボディに被せるのではなく、裏側からあてたかったのですが私の技量だと無理なのでそこはガマン。
2か所ほどリベットで留めて簡易固定。
で、この状態で点付けを繰り返していきますが、やはり少しでも浮いていると穴を空けるだけなので密着させる必要があります。
フェンダーの裏に詰め物をして密着させ、それが出来ないところは両足(両ひざ)に棒を挟んでそれをボディに押し付けて密着させて処理しました。
こちらもうまく出来ました!\(^o^)/
こんなガタガタでも私にとってはうまく出来たほうです!
あとはグラインダで削ってついでに塗膜落とし(内部のサビを嫌って塗膜も落としましたが、サビは出てこなかったのでやらなくても良かった作業w)。
ボディ側の浮きサビはついでに落としておきました。
そして最後にラストボンドで防錆。
溶接作業はこれで終わりですね。
初めて溶接機に触ったのはこの時でもう2年も前なんですね。。つい最近のように思えてならないです。
ありがとう100V半自動溶接機
ありがとう中華溶接機
また出番を作るからその時までまっていてね!
(もうレストアでは使用しないと思います)