ミニカ55バン復活劇24・左エプロンの処理1
お次の作業
サイドメンバの処理が終わりフロアの再生は後回しにして「お次はリア周辺に取り掛かりますか!」と思っていましたが、フロントのエプロンに大穴があることを思い出し、息抜き作業としてこちらを先に処理することにしました。
車両を引き取った当初は浮き錆程度でしたが、いじくっているうちに・・・という状態がコレ。
表側から板を当ててタイヤ側からビシャビシャと水が入らないようにすればOKかな、とゴニョゴニョ考えてそうすることに。
穴をふさぐ
そこそこサビを落として鉄板を貼り付ける部分の塗装を落として素地を出します。
ちなみに周囲の白いのはパテ。このパテは過去どこかのタイミングで処理されているようですが、石跳ねからボディを守るので良いアイディアかもしれません。
あとは鉄板を切り出して珍溶接すればOK!!
が!
ところどころサビが出ていたので大まかにパテを落として防錆するべ!と、ワイヤーブラシを当てて処理していたところ、なんと穴が空いてしまいました!
これは全くの想定外!パテの下でジワジワとサビが進行していたんだ・・・
さらに作業をしていたら・・・少し後ろの部分の鉄板がポロポロと落ちてしまう有様。
ちょっとまってくれ、これはひどいぞ!いったいどこまでサビの餌食になっているんだ!?
こんなになってしまった・・・エプロン下部の裏側はサイドメンバが走っていて、その中からサビ辺を大量発掘。。
面倒くさいけどこうなったら極力サビを落とすしかありません。
サイドメンバ内のサビも落としたく前側は大きく開腹し、後ろ側はサビを落とせるだけ落としてこれで最終形態にしよう。
しかし、
こんなはずじゃかなったんだけど・・・
粉だらけだし、道具は散らかり放題になるし、もう、うわーーーー!って感じ。
ちなみに扇風機は暑いからではなく、ワイヤーブラシの使用により極力サビ粉を吸わないように吹き飛ばすため。
それでも鼻の中はまっ茶になりますが・・。
最後は全体をラストボンドでコート。
袋になっている部分にはブラシを突っ込んで塗布。
さて、これをどうやってフタをしましょうか・・・要検討です。
ステアリングギアボックス
大きくサビていた部分にある2本のボルト、いったい何者なのか。
パーツカタログを見てもよく分からない・・・そもそもプレート状になっているしそんな部品は無いんですけど。。
分かりました!
ミニカ360バン→ミニカ5バンの変更点が網羅されている「’76年型主要変更点 H-A104V」の書にサビサビだった部分のような図が載っていました。
ボルトはステアリングギアボックスを留めているようで、その周辺部は信頼性向上のための変更がされています。
(図のミニカ5バンはボルト3本になっていますが、55バンは2本に変更)
で、気になるのは
「補強プレートの板厚を0.9mm→1.6mmに増した。」
の記載。
倍近い厚さの板を使用して強度向上を図っていたようですが、この部分は相当なサビの層があったのでもはや0.9mmも無いかもしれない・・・
うーむ、どうやって処理しよう。。。