ミニカ55バン復活劇60・荷台裏側の処理3
荷台の裏側をやっつける
先日、家の不用品をお渡しするために来訪して戴いた会社のSさん。
このレストア惨劇を見て一言、
どうしてここまでしてレストアをするのか?
と。
それはですね、
私にもワカリマセーン \(^o^)/
前回取り外したロアアーム。
残念ながらモーレツに錆びています。板厚があるのですぐにどーこーなることは無さそうですが、何とかしたいところですわね。
パイプ類の暫定対処
運転席側の床下を処理するにあたり厄介なのがメンバ脇に配されるパイプ類。
- 燃料パイプ
- 燃料蒸発対策パイプ類
- ブレーキパイプ
本来は取り外すのが絶対的にベストですがここは相談所的に対応。
それは留めボルトを全て取り外したのちに内側に引っ張って邪魔にならないようにする、いかにも相談所的なやり方で。
ようはこの付近になければよいわけで・・・
燃料系のパイプだけなら構わないのですが、ブレーキ関連は外すとあとが面倒ですからね。
ブラケットがボルト留めになっているので全て外します。
ボンネット内とタンクすぐ後ろにもあるのでそれも。そうするとパイプ類を10cm程度内側に引っ張ることが出来るくらいぷらんぷらんになります。
ちなみにボルトはそーっと緩めるほうが宜しいかと。うち1本は一気にトルクをかけたらあっさり折れてしまったw
久々の板金作業で対応する
この状況を見ると誰だってぼう然とするかと思いますが、
諦めませんよ!
何とかなるのか何とかならないのかはやってみないとワカリマセン。
ロアアーム取り付け部も含めて出来る限りサビ取りをします。その後はラストボンドを塗布し防錆を。
本格的な相談所なら丸ごとごっそり作り変えて入れ替えるのでしょうけど、本格的ではない相談所の場合は秘策で進めます。
そう、我が相談所には非特許のパッチワーク板金手法があるのです。
厚紙を型にして切り出します。
板は0.8mmを使用(1.0mmは手強いので)。
どうです?見事に隠れていますよね。
底面は板金を曲げこんでおり強度は多少は出るかと。
☆印はドリルビス留め位置。
そしてドリルビスで留めます。
恒例のドリルビス溶かし。
全ての箇所を溶かして固定化・・・もちろん底面も固定させています。
ロアアーム取付部は点付け溶接。
これで数年は落ちることはないでしょうー
どうしてここまでしてレストアするのか?
重い一言ですが、
その答えを探すためにレストアしているのですよね。
きっと・・・・・
>その答えを探すためにレストアしているのですよね。
深い!深い言葉ですね!!使わさせて頂きますm(_ _)m
もちろん「この車に乗りたい!」というのもありますが本当にそれだけなのかは自分でも良くわかっていません。
でも深く考えないようにしています。
だって答えが見つかってしまったら作業の意欲が低下してしまうかもしれませんから(笑)