水冷2G10エンジン エンジン下部のボルトからオイルが漏れる
車両:ミニキャブT131型
エンジン:水冷2G10型
2G10水冷エンジン車にお乗りの方から、
エンジン下部のボルトからオイルが漏れておりボルトを一旦外して液体ガスケットを塗布したいが、そのボルトを外してしまっても問題ないか
という相談がありました。
その詳細をPDFで戴きましたので転載します(転載許可済)。
なるほど~ここから漏れてくるのか・・恐らく2ストオイルか冷却水と思われますが、2G10エンジン車は所有していないので分かりません。
そこで手元にある資料で調べてみることにします。
パーツリストから判断する
2G10エンジンの整備書(もしくはミニキャブT131型の整備書)があればバッチリ分かるのですが、あいにく持ち合わせておらずパーツリストから判断するしかありません。
以下はこちらから回答・送付したドキュメントの抜粋です。
パーツリストの当該箇所を確認します。
調べている途中で分かりましたが誤記があることも判明(意外と多いです、誤記)。
これで部番と使用本数の関係がある程度判明しました。
そして部番を調べます。
結論(暫定)
パーツリストの部番を調べると10105Aはシリンダヘッド、シリンダブロックを留めるボルトであることが分かります。
10506Aについては名称が設定されておらず詳細が分かりませんが、使用個数から写真の最も外側にあるボルトかもしくは写っていない箇所で使用されていると思います。
MF241261(三菱汎用部品)についてはM8x40のボルトで、図から4つ使用することになっていますので戴いた写真の最低面にある4つの穴に使用するものと思われます(アンダーガードを留める用??)。シリンダヘッドを留めているボルトは8つ使用なので、消去法から漏れが確認されたボルトはシリンダブロックを留めているボルトになると思います。
このため外しても内部で何かが外れるようなことは無いと思います。
※この回答内容は推測の域を出ていませんので取扱いには注意して下さい。